プロシュートと生ハムって何が違うの?ちゃんと説明できる?
先日友人に生ハムをもらいまして・・・
生ハム好きな私はルンルン♪だったのですが、友人がくれた袋の中には『プロシュート』と『生ハム』の2種類が入っていました。
見た目はまぁほぼ一緒で、プロシュートも生ハムも呼び方が違うだけで、中身は同じもの・・・と思ったのですが、念のため調べてみると違ったんですね~^^;
思い込みって恥ずかしいです。汗
そこで今回は、生ハムとプロシュートの違いについてとことん解説していきますね!
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プロシュートと生ハムの違いは?

ずばり、生ハムとプロシュートの違いは、簡単に言いますと、
- プロシュート ・・・ 燻製してないもの、イタリア産
- 生ハム ・・・ 燻製したもの、スペイン産
です。
これだと簡単すぎますので、もうちょっと詳しく説明しますね。
プロシュート
- 豚のもも肉を塊のまま塩漬け、乾燥、熟成したもの
- イタリア産、またはイタリア式の燻製しない生ハム
- 正式にはプロシュット・クルード(prosciutto crudo)
- ラテン語の「prae exsuctus(干からびた、乾燥した)」からきている
- 皮付きのまま塩漬けし、熟成させるので、塩分が低く甘みがある
- パンとの相性がいい
- プロシュット・ディ・パルマが有名
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生ハム
- 豚のもも肉を塊のまま塩漬け、乾燥、熟成、低温による燻煙したもの
- スペイン産の生ハムのことを指す
- 皮を剥いで塩漬けし、熟成させているため塩分が強い
- 塩分が強いため、生のままオードブルや果物(生ハムメロン)に使用される
- 代表的なものに、ハモン・セラーノやハモン・イベリコがある
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そもそも日本では、戦後から高度経済成長期にかけて安価な「プレスハム」 が大きく普及しました。
その後高級志向が高まり、豚のロース肉を使用した「ロースハム」 が出てきます。
この「ロースハム」は、ドイツ人捕虜として日本で食肉加工業に従事していた、アウグスト・ローマイヤー氏 によって1921年(大正10年)に発明されたものです。
安価な値段と、日本人好みのさっぱりとした味からあっという間に生産量が増え、大多摩ハムの創業者である小林栄次氏は、ローマイヤーによるロースハムの出現を「日本食肉業界の大きな革命であった」 と言っているそうです。
そして、今の私たちが普段良く食べているのはこの「ロースハム」であり、一般的に”ハム”と呼ばれている商品です。
この日本独自の商品である”ハム”と区別するために、”生ハム”という言葉が出来たんですね。
うーん・・・ハムの世界 も奥深いですね^^;
もっと簡単なものかと思っていましたが。
スペイン産生ハム原木(ハモンイベリコ)をカットしている動画があったので、貼っておきます↓
大きいですね!そしてバッサバサと大胆にカット・・・カットされた部分も再利用できたらいいのですが・・・貧乏性なのでもったいない気がしてきます^^;
この奥深い生ハムの世界・・・調べていくと生ハムの歴史は意外に古いことがわかりました。
次項からはその生ハムの歴史について詳しきみていきましょう。
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生ハムの歴史

生ハムの歴史は紀元前にまでさかのぼります。
豚は、狩猟民族から、農耕民族へと変化していった紀元前7000年ごろにはすでに家畜として飼われていました。
その肉をできるだけ長期間食べられるよう、塩漬けにしたのが生ハムの始まり です
また、紀元前3500年ごろには現在のイラクの南にあったバビロニア王国やエジプト大国で、保存食としての生ハムが存在していたと言われています。
イタリアでも古代ローマ帝国時代には生ハムが存在しており、紀元前100年にはパルマの町周辺で作られる熟成されたハムのすばらしい香りについて、
「豚の後足に少量の脂をぬって乾燥すると全く腐敗することなく熟成される。それは美味なる肉となり、その後しばらく食べ続けることができ、芳しい香りも衰えない」
と、ローマ時代の政治家マルクス・ポルキウス・カト・ケンソリウス(大カト)が書物に記しています。
うん、生ハム食べたくなりましたね!^^
ここで気になるのは、生ハムの栄養分ではないでしょうか?
食べ物として、栄養は豊富なのか?塩分やカロリーは?についても、まとめてみました。
生ハムの栄養分

生ハムの栄養価などについて、まとめた内容はこちら。
- たんぱく質豊富
- 低カロリー
- アミノ酸がたっぷり(血液さらさら)
- オレイン酸(お肌にいい)
- 脂質が少ない
- ビタミンB1、B6、ナイアシン、カリウムが豊富
- 食品添加物が少ない
- 塩分は多い
豚の太ももを使用しているので脂が多いかと思ったのですが、実は脂質は少なめです。
乾燥する段階で脂が落ちるらしいです。
また、高タンパク質で低カロリーとなったらダイエットにぴったり!ですが、塩分が高めなのでもちろん食べすぎはNGです!
塩分のことを考えると、成人が1日に食べてもいい生ハムの量は、
- 約40g(2~3枚)=塩分1.1~2.2g
と覚えて下さい。
生ハムの種類によって塩分量は違いますので、注意してくださいね!
様々な「違い」についての記事はこちらをどうぞ↓
いろんな「違い」
まとめ
いかがでしたでしょうか?- 生ハムはスペイン産、または燻製したもの
- プロシュートはイタリア産
- 生ハムの歴史は紀元前にさかのぼる
- 高タンパク質低カロリーで栄養豊富
- 塩分が多いので要注意!
ということがわかりました。
生ハムとプロシュート、呼び名が違うだけで同じものかと思ってましたが、製法による塩分、味にも違いがあったんですね。
今度友人家族を招いてご飯を食べるのですが、その時前菜で生ハムを出そうと思っています。
その際、違いを試してみるために2つ買って食べ比べてみるのもありですね^^
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