飛行機に子供だけで何歳から乗れる?安心して乗るために知っておきたいこと
小学校3年生の息子が、この夏一人でおじいちゃんおばあちゃんが住んでいる宮崎に行きました。
交通手段は、我が家が住んでいる福岡から宮崎へ行くには、高速バスやB&S(新幹線+高速バス)、飛行機と方法がありますが、やはり所要時間が一番短い飛行機を選択することに。
私自身も子供の頃、父が出張で行っていた長崎県対馬に飛行機に一人で乗って行った思い出があります。
スチュワーデスさんが色々と話しかけてくれて、キャンディーをもらってジュースも飲んで・・・と快適な空の旅。
もちろん多少の「怖かった」「心細い」などという思いがあったからだと思うのですが、空港で父の姿を見た時はホッとしたのを覚えています。
でもそれ以上に「自分ひとりで飛行機に乗れた!」 という思いが強く、自分が誇らしく思えた気がしていたと思います。
そんな思いを息子にも味わってもらいたいのもあって、今回の空の旅を計画したのですが、なにせ子供だけで乗る飛行機の予約は初めて!
色々戸惑ったこともありましたので、今回は様々な疑問とその答え、知っておきたいことなどをまとめてみました。
お子さんを一人で飛行機に乗せたい!という保護者の方にとって役に立つ内容だと思いますので是非ご覧下さい^^
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飛行機に子供だけで何歳から乗れる?安心して乗るために知っておきたいこと
数々の疑問を以下にまとめました。- 飛行機に子供だけで何歳から乗れる?
- キッズ向けサービスはある?
- 子供料金はある?
- 予約方法は?
- 座席はどこがいい?
- 持ち物は?
- その他注意すること
- 帰りのこと
1.飛行機に子供だけで何歳から乗れる?

航空会社によって多少の違いがありますが、大体6歳から子供だけで乗ることが出来ます。
逆を言うと、5歳以下だと必ず大人の付添人(12歳以上)と一緒じゃないと、飛行機には乗れません。
しかし、12歳だともう大人扱いなんですね~。
12歳と5歳の兄弟もいそうですよね、その場合はその2人だけで飛行機に乗れるってことになります。
- ANA・・・満6歳から
- JAL・・・満6歳から
- スターフライヤー・・・満6歳から
- スカイマーク・・・満6歳から
- エアドゥ・・・満6歳から
- ソラシドエア・・・満6歳から
- FDA・・・満6歳から
これを見ても分かるとおり、乗れるようになる年齢は主要な航空会社では同じでした。
満6歳となると、幼稚園児でも飛行機に子供だけで乗れる、ということです。
確かに私が飛行機に一人で乗ったのは、幼稚園の頃・・・
我が家の下の娘が今5歳で、今年6歳。
年末には一人で飛行機に乗れるのですが、うーん・・・親の私の方が一人で乗せることに躊躇しそうです^^;
2.キッズ向けサービスはある?

一般的な航空会社では、キッズ向けサービスを実施しています。
各航空会社ごとのサービス名は以下の通りです。
- ANA・・・「ANAジュニアパイロット」
- JAL・・・「キッズおでかけサポート」
- スターフライヤー・・・「リトル☆コメット」
- スカイマーク・・・「スカイキッズ」
- エアドゥ・・・「エア・ドゥキッズ」
- ソラシドエア・・・「ソラシドキッズ」
- FDA・・・「キッズ・ドリームサポート」
サービスの内容ですが、航空会社によって違いますが大体以下のような感じです。
- 出発空港で搭乗口まで付き添いが可能
- 到着後、到着ロビーまでスタッフが案内
- オリジナルグッズやおもちゃが貰える
保護者1名が付き添い可能です。
出迎えの方の署名が必要です。
飛行機の紙模型やストラップなどオリジナルグッズが用意されています
このサービスは、満6~7歳は必須(希望があれば11歳まで) と、年齢による制限があります。
「12歳の子供を行かせたいけど、まだまだ不安だからこのサービスを利用したい・・・」
という親御さんもいらっしゃるかもしれませんが、12歳以上になると利用不可ですのでご注意下さい。
うちの息子は8歳なので、このサービスを必ず利用しなければいけないわけではないのですが、せっかくなので利用させてもらうことにしました
^^
ちなみに今回もらったオリジナルグッズはこちら↓

小さな玉を入れて遊ぶおもちゃです^^
子供は嬉しいですよね~飛行機好きのお子さんなら絶対喜ぶと思います。
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3.子供料金はある?

あります。
小児運賃の対象は、満3~11歳、料金は片道運賃の約50% となっています。(※搭乗日によって運賃が異なりますので注意してください)
さっきも同じこと書きましたけど、12歳からは大人扱い!大人料金なんです!
小学2年生ぐらいの女の子が一人で飛行機に乗る動画があったので、貼っておきます^^
大変スムーズですね。
我が家は事前にこの動画を息子に見せて、予習させました^^;
4.予約方法は?

通常の予約方法と同じです。
私はネットから予約・購入を行いました。
選択した航空会社はANA。
ネットで「ANAジュニアパイロット」の登録もそのまま出来ました。
キッズ向けサービスの登録や申し込みは、このようにネットで出来る場合がありますが、別途、
- 申込書
- 同意書
- 誓約書
事前に航空会社HPからPDFでダウンロードし、記入して持参した方が当日スムーズですが、カウンターにしか書類を置いてない航空会社もあるようなので、予約の際に確認しておくといいでしょう。
今回私が選択したANAでは、登録は予約購入時に出来ましたが、別途「同意書」は必要でした。
同意書は当日カウンターで記入しました。(念のため印鑑や身分証明書を持参したのですが、必要ありませんでした)
ANAのカウンター(お手伝いが必要なお客様専用カウンター)↓

私たちが行った時は、ちょうどベビーカーの赤ちゃん連れの方がいました。
ここで荷物も一緒に預け、チケットも一緒になったストラップをもらいます↓

あとは荷物検査所を一緒に通過し、搭乗口まで向かいます。
搭乗口では最後に搭乗します↓

搭乗口で見送って、私たち(私と娘)は帰るのですが、もちろん到着口から出ることは出来ないので一瞬「どっから出るの?」と思いました^^;
CAさんに聞いたら、
とのこと。
夏休みでごった返す荷物検査所の横を逆行するのは、タイミングを図るのが難しかったです。
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5.座席はどこがいい?

座席はなるべく後方がいいです。
ANAのHPには、
※ ご到着の際、ANAジュニアパイロットをご利用のお客様は、最後に客室乗務員が降機のご案内をいたしますので、できるだけ後方座席でのご予約をおすすめしております。
ANAジュニアパイロット(お子様一人でご利用のお客様)[国内線]
と、記載があります。
また、「飛行機に乗るとき、一番安全な席はここだ」という記事にも、”後方座席の方が安心”、と書かれています。
私は、息子のために後方座席の窓側をとりました。
福岡から宮崎までのフライトは約40分と上がったと思ったらもう降りて・・・と、あっという間ですが、それでも窓側で景色が見える方が気も紛れるし、息子もやはり嬉しかったようで、
と、言っていました。
この時の景色を忘れないで欲しいな~と思っています^^
6.持ち物は?

息子の荷物ですが、我が家では2つに分けました。
- ボディバッグ(機内に一緒に持ち込む)
- リュックサック(預ける荷物)
財布、携帯、ハンカチ、ティッシュ、ガムなど
洋服や土産、ゲームなど
当たり前ですが、機内に持ち込む荷物は最小限にしました。
また、気になる携帯 ですが、息子が持っているのは子供用携帯(キッズケータイなど)ではなく、普通の携帯電話(ガラケー)なので、乗る前に私が電源をOFF しました。
しかし、子供用携帯などは電源が切れている状態(OFF)でも、設定により自動的に位置情報などを発信するため定期的に電源が入る場合がありますので、事前に手順を確認の上、完全に電源を切るよう設定しておきましょう。
7.その他注意すること

その他注意した方がいいことを、まとめてみました。
- 早めに空港に行って手続きを済ませよう!
- 手紙を持たせよう!
キッズ向けサービスを利用する場合、同意書などの書類の提出や手続きが必要なので自動チェックイン機は利用できません。また、お手伝いが必要なお客様専用カウンターにて手続きが必要ですので、時間に余裕を持って空港に行きましょう。
口頭で色々と注意することを言ってもやはりまだ小学生の子供。忘れてしまうこともありますよね。なので我が家では注意することを書いた手紙を持たせることにしました。「何かあった時はこの手紙を読むこと」としておけば、子供も親も少しは安心です
今回、夏休み期間中だったのもあって空港は駐車場もカウンターも人がいっぱい。
出発時刻の2時間前には空港についたのですが、早めに行って良かったです。(道路も混んでましたし・・・)
カウンターと宮崎行きの搭乗口が端から端と離れていましたし、トイレをしたり・・・と考えるとぎりぎりに行くのはどうしてもバタバタします。
特に子供は途中でお腹が痛い・・・ということもあり得ますしね^^;
CAさんも親切に色々と声を掛けていただいて、本当に有難かったです。
それでは最後に、“帰りのこと” についてです。
8.帰りのこと

今回私と娘は息子が旅立った一週間後に、宮崎に行き、帰りは息子と一緒に飛行機で帰りました。
なので帰りのことは心配することはなかったのですが、これから先、帰りも一人・・・ということがあるかもしれません。
帰りは基本、現地にいる義両親などにお任せすることになるかと思いますが、手続き(同意書に記入、搭乗口まで見送り)などは、行きと同じです。
今は携帯電話もありますので、密に連絡を取り合えば何も心配なことはないと思いますが、念のため、前章での息子への手紙に見送ってくれる人への手紙も追加しておくといいと思います。
- 同意書に記入が必要なこと
- 搭乗口まで見送り可能なこと
- リュックは預けて欲しいこと
- 搭乗前に必ずトイレに連れてって欲しいこと
- チケットを同封していること
などなど・・・
これまた旅慣れしている方だと大丈夫かもしれませんが、飛行機に乗り慣れてない方なら、空港での手続きも手間がかかってしまうかもれません。
相手の状況によって違うので、いく前にしっかり頭の中でシュミレートして考えておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?- 大体満6歳から一人で飛行機に乗れる
- キッズ向けサービスがある
- キッズ向けサービスには同意書などの書類が必要
- 小児運賃(半額)がある
ということがわかりました。
今回、子供だけ飛行機に乗せてみて、子供も緊張と不安があったと思いますが、親の私にもそれはありました。
無事に着くか、飛行機の中で粗相をしないか、ちゃんと到着ロビーでおばあちゃんたちに会えるか・・・
もしかしたら子供より不安があったかもしれません^^;
帰ってきて息子に聞いた感想は、
でした。
子供の時の冒険はやはり一番の思い出、記憶に残ることだと思います。
「可愛い子には旅をさせよ」 とも言います。
子供を巻き込んだ事故や事件が多発している昨今、様々な事象から守るのも親の役目ですが、親の目がない世間や世界を見せるのも親の役目なのかも・・・思った夏休みでした^^
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