PTAの役員の仕事は大変?経験からわかったホントのこと
「PTAの役員って大変」
って良く聞きまよね。
子供が小学校に入学する前、私も
と、何もわからなくて、わからないことが余計不安で、とにかくPTAのことを考えると憂鬱な気分になっていたことを思い出します。
そんな私ですが、昨年息子が小学二年生の時に、広報委員を経験しました。
そして今年娘が入学するので、娘の時にもう一度役員になろうと、思っています。(私の校区では、一子につき一回役員をしなければいけないので)
そこで今回は、PTAの役員の仕事について、経験からわかったことなどをまとめていきたいと思います。
綺麗ごとではないホントのことを書いていますので、是非参考にしてみて下さい。
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PTAの役員の仕事は大変?経験からわかったホントのこと
PTAの役員の仕事について、以下の項目ごとにまとめてみました。- PTAって一体なに?
- PTA委員とは?
- PTA役員とは?
- PTA委員・役員の選出方法
- PTAは断れる?
- PTAの委員・役員をするにはいつがいい?
- PTAのルール
- 無駄なPTA活動って?
- PTA活動の良いところ
それでは1つずつみていきましょう。
1.PTAって一体なに?

私がもらった冊子にはこう書かれていました。
「保護者と教師がお互いに理解し合い協力しながら、子供たちの幸福な成長を願う集まりです」
これだけを読むと、大変素晴らしい集まりですよね。
子供のためなら協力を惜しまない、という保護者の方々は少なくないと思います。
また、私も小学校に入ってみて気付いたことですが、PTAには「委員」と「役員」があります。
それぞれについて、説明していきますね。
2.PTA委員とは?

PTA委員はPTA会員(保護者と先生)から選びます。
名称については学校(PTA)ごとに違いますが、具体的な活動内容は以下のとおりです。
- 広報
- 保健厚生
- 成人教育
- 学年学級
- 地域
(広報誌の作成、行事の写真撮影など)
(ベルマークの仕分け、給食の試食会など)
(講演会の企画・実施、成人だよりの発行、人権講座への参加など)
(懇談会の進行、あいさつ運動など)
(新一年生の下校サポート、登下校観察、夏休みプール開放の監視補助、青パト乗車)
昨年私は、この中の広報委員をしました。
広報誌は3回/年、学期ごとに作成します。
イベントごとに写真を撮り(マイカメラで)、そのデータを委員長に渡し、委員長がデータをまとめ、広報誌の編集に入ります。
時間で言うと、月に1度AM中に学校に集まって、会議するぐらいなので、活動時間の合計は、22時間程度でしょうか?
これは正直、委員長の采配やPTA担当の教師の性格にもよるので、年によって違いがあります。
委員長が殆どしてくれることもあるし、やたら集まりたがる委員長もいます。
広報誌をチェックする先生が細かいと何度もダメ出しされ、修正・やり直し・・・と時間がかかる場合もあります。
やってみて思ったのですが、PTAも会社と同じ、上司や仲間によって仕事のやりやすさは変わる、ということです。
また、やはりただの「委員」と「委員長や副委員長」では仕事の量や責任重さが違うので、委員長や副委員長さんの仕事は大変そうでした。
ママ友の1人が、委員長をしていたのですが、学校へも結構な頻度で行ってましたし、連絡事項のアナウンスや先生との交渉など、やらなければいけないことはたくさんあるようで、「ならなくて良かった・・・」と心の中で思っていました。
では次に、PTA役員をみていきましょう。
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3.PTA役員とは?

PTA委員とは別にPTA役員の組織があります。
こちらも名称や人数などは、各学校(PTA)によって違いますが、主に以下のような活動をしています。
- 会長
- 副会長(約3~4名程度)
- 書記(約3~4名程度)
- 会計(3~4名程度)
(運営委員会、PTA連合や総会、会合などへの出席)
(会長の補佐)
(議事録やイベント記録、書類の作成など)
(PTA会費の管理など)
私はこの役員にはなったことはありません。
PAT委員とは別の集まりなので、広報委員をした時も関わりを持つことはありませんでした。
委員長や副委員長の方々は、運営委員会の集まりなどで、関わることがあると思います。
PTA会長ともなると、広報誌の挨拶文書の考案、運動会などの行事での挨拶、PTA連合などの集まりへの出席・・・と、本当に忙しいようです。
ある意味、積極的でコミュニケーションスキルが高い人では向かないのではないでしょうか?
ちなみに私の学校では、PTA会長は2期連続で男性(パパ)でした。
他の役員の方々はみなさん女性(ママ)なのですが、よほどPTA会長に相応しい人物だったんでしょうね。
どっちにしろ私からすると、なってくれるだけでありがたい、感謝しかない方です^^;
それでは、皆さん気になる選出方法をみていきましょう!
4.PTA委員・役員の選出方法

PTA委員とPTA役員では選出方法が違います。
- 各クラスごとに委員を決める
- 立候補してもらう
- 立候補がいない場合、くじ引きやじゃんけんで決める
このPTA委員の選出は、新入生は入学式の後に行われたり、一学期の最初の授業参観の後の懇談会で行われたりします。
立候補ですんなり決まるクラスもあれば、誰も立候補はおらず、くじ引きで決まる場合もあります。
欠席する場合は委任状が必要で、その場合は委任された方が代わりにくじを引きます。
私はこれで委員になった人を知っています・・・後から電話で「委員になりましたよ~」と報告を受けるのです・・・涙
やはり皆さん「まさか自分が・・・」と思いますから、その際の落ち込み様は可哀想なものがありました。
- 一年生で委員を済ませて、後はのんびりしたいから、立候補する人
- 高学年のクラスになるとPTA経験済みの人ばかりで、未経験者が委員になる
- 小さな子や妊娠中の人が多く、中々決まらない
など、様々なパターンがあります。
こればかりはクラスになってみないとわからないので、その年の運による、とも言えます。
- 役員は毎年選出する
- 選考委員、職員、退任予定の役員などで次年度の役員を選ぶ
- 年度末にプリントにて会員へ承認依頼が来る
- 承認されれば選出完了
選考委員と退任する役員で決めるので、自然と顔見知りの方(委員長経験者など)になるようです。
つまり、委員になってない人、学校とあまり関わらない人などがなることはない、とも言えます。
5.PTAは断れる?
まず、断れません。- 仕事をしているから・・・
- 親を介護しているから・・・
- 旦那の転勤の予定があるから・・・
- 小さな子がいて無理・・・
仕事をしていても、親の介護をしている方でも、PTA委員をしている方はたくさんいらっしゃいます。
赤ちゃんを抱っこ紐で抱えて、委員の仕事に来ていた方もいらっしゃいました。
断れるとするなら、
- 外国人で日本語が理解できない
- もう既に引越しが決定している
- 経済的に困窮している
- シングルマザー、シングルファーザーで頼れる人がいない
- 体調が良くない、持病を抱えている、入院する予定がある
- 妊娠中
と言った理由ですね。
しかし!ウソはすぐにばれます!!
適当な理由をつけて誤魔化していると、ママ友ネットワーク はすごいので、「あの人実は・・・」とウソがばれてしまったりします。
また、私の身近な例では、くじ引きでPTAに選出されて泣き出したお母さんがいました。
正直周囲はドン引きです^^;
嫌なのはわかりますが、もういい歳なんだし、泣けばいいと思ってるの?って感じです。
結局他のお母さんが代わってあげてましたけど、何だかなーという感じです。
6.PTAの委員・役員をするにはいつがいい?

低学年がベスト!
これも人によって考えは違いますし、各PTAによって仕事内容も違いますから、一概に言えないところもありますが、私は低学年のうちにPTA委員をしておくのが一番いいと考えます。
その理由は、
- 高学年で委員をすると、委員長を頼まれることがある
- 高学年は塾や習い事の送迎などで忙しくなる
- 低学年でPTAを済ませ、すっきりした気持ちで仕事を探せる
- 低学年の内に知り合いを増やせる
などです。
私はまったく考えてませんが、中学受験を考えているママは、低学年でPTA委員をしていました。
高学年は子供の受験に専念したいから!だそうです。
ですので、うちの学校では低学年の内は結構すんなり立候補で決まります。
中には、立候補者多数でじゃんけんで決まる委員もあります。(私は一度これで負けました~^^;)
皆さんの事情、優先順位などがそれぞれありますから、しっかり考えて決めて下さいね。
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7.PTAのルール

いいか悪いかは別にして、PTAには様々なルールがあります。
- 一子につき1回、委員又は役員をしなければいけない
- いかなる理由でも断ることは出来ない
- 保護者の推薦によって役員を決める
- 小学校に入学=PTAに入会
この中には「暗黙の・・・」というものもあり、明確に決められた文書があるわけでもなく、代々慣習的にこうなっている、というのもあります。
特にPTAへの入会は任意・・・となっているにも関わらず、入学と同時に入会は決まっていて、入会するかどうかの書類もありません。
これは子ども会もそうで、うちの校区では学校から地区の子ども会へ名簿がいくみたいで、気がついたら子ども会の名簿に名前が載っている、という感じでした。
入るかどうか選択の自由もない、ってことです。
これは住んでいる地区、通う学校によって違いがありますので、一概には言えません。なので、
「大変なところは大変、そして住まないとわからないことは多い」
というのが私の感想です。
8.無駄なPTA活動って?

私が思う無駄なPTA活動は以下の3つです。
- ベルマーク活動
- 講習会や研修会の参加 (小学校からある程度の人数を出さないと片身が狭いのか、出席が義務のようになっている。身内のための身内だけの講習会なんて、まったく意味がない)
- 懇談会やランチ会
- 引継ぎ書がない、などの事務作業の無駄 (とにもかくにも、無駄な事務作業が多く、「これを今からするの?」「去年のデータはないの?」ということが多々ありました。効率良くしようと思えばいくらでも効率良くできる作業が多いように感じます)
(毎月あるベルマーク作業。大した金額にならないのに、膨大な人数と時間をかけてやる意味がわからない。その分、寄付した方が効率いいと思うんだけど・・・)
(PTAから費用が出る場合もあるけど、そのためにわざわざ集まって、実のない話をして・・・いらない!)
この中でもベルマーク作業については、SNSでも同じ意見の方を見つけました。
ベルマーク活動がなくなればPTAの仕事の半分は無くなる。
— あくび (@akubisan10) 2018年10月29日
非効率に無駄な集まりするのは今の時代に合っていない。#ベルマーク #PTA
いやまったく、その通り!ベルマークの収益で学校のテーブルやTVなどの備品を買っているらしいですが、それだったら一家庭当たり、いくらか寄付した方が絶対効率いいです。
まぁ寄付となったらなったで、色々問題は出てくるんでしょうけどね・・・
ネガティブな話題だけではなんなんですので、最後にポジティブな話題でしめようと思います。
9.PTA活動の良いところ

PTA活動は面倒臭かったり、大変だったり、嫌な側面はありますが、今まで続いているのはやはりメリットもあるからだと、私は思います。
- 新一年生の下校サポート
- 青パトでの見守り
- 様々な行事やイベントの開催
- 花壇づくりや除草作業、読み聞かせなど
(一緒に下校し、どこが危険で注意すべき場所かを教えてくれます。町内会も一緒に行ってくれるこの活動は、子供の安全のために本当に有り難いと思っています)
(登下校の観察をしてくれます。誰かの目がある・・・ということは、犯罪の抑止力にもなりとてもいいことだと思います)
(夏祭り、こどもまつり、餅つき、新入生歓迎会など、やはり子供たちにとっては楽しいイベントを開催してくれるのはいいですね。子供たちにもいい思い出になると思います)
(学校が綺麗であることは、子供たちの精神面でとても大切です)
こう書くと、メリットの方が多いですね。
やはり、最初にも述べましたように「子供のため」が第一です。
私が小学校に入学して驚いたのは、たくさんの人が子供たちの安全安心のために動いてくれている、という事実です。
「地域で育てる」とも言いますが、皆さんの目があって、力があって、生活が守られていると実感しました。
なので、PTAは確かに面倒臭いし大変だし、人間関係のストレスもあるし、やらなくていいならやりたくはないですが、それでもやはりメリットはあるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?- PTAは子供のためにある
- PTAは余程の理由がないと断れない
- 変なルールがある
- 無駄な仕事もある
- もちろんメリットもある
ということがわかりました。
私自身は、PTAをやって良かった!とはあまり思っていません。笑
PTAの仕事は必要なものもあるしメリットもありますが、それはそれ、これはこれ、です。
子供たちのためやらなければいけないな、と思ってやっています。
殆どのお母さんたちが、同じ思いではないでしょうか?
皆さんの疑問や不安が少しでも解消できたらいいな、と思います。
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