十五夜2020年はこの日!満月とは限らない理由とは?
気候がいい秋の夜。
綺麗なお月様を眺めながらお月見を楽しむ、日本ながらの風物詩である十五夜
我が家は毎年、子どもたちとお団子を作って食べています。
日程や天候によっては、日にちが多少前後して行いますが、子供たちも幼稚園や小学校で十五夜と聞いてくるので、大体その日は白玉粉を用意して帰宅を待っています^^
そこで今回は、まだまだ気は早いですが2020年の「十五夜」がいつなのか調べてみました!
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十五夜2020年はこの日
2020年の十五夜は、2020年10月1日(木)です!
思いっきり平日ですね^^;
しかし、10月1日という月のスタートの日なので、覚えやすいとは思います。
晴れるといいな~。
ちなみに、2020年以降の十五夜は以下の通りです。
- 2021年 ・・ 9月21日
- 2022年 ・・ 9月10日
- 2023年 ・・ 9月29日
- 2024年 ・・ 9月17日
しかし、日にちにはばらつきがありますね。
なぜ、こんなにばらつきがあるかと言うと・・・
十五夜とは、中秋の名月(旧暦で8月15日) のことを言います。
旧暦(きゅうれき)とは、その名の通り、昔使われていた暦のことで、日本では天保暦のことを言い、天保暦は明治5年12月2日(1872年12月31日)まで使われていました。
旧暦は月の満ち欠けによって数えられていましたので、月によって日数が違います。
12月が30日までだったり、1月が29日までだったり・・・
その旧暦での8月15日は月の真ん中にあたるので、満月か満月に近い月である確率が高い日ということになります。
ではこの『十五夜満月問題』 についてもっと詳しくみていきましょう!
十五夜が満月とは限らない?
前項で十五夜である中秋の名月(旧暦で8月15日)が、満月か満月に近い月である確率が高い、と書いた通りで、
十五夜が満月とは限りません!
月の満ち欠けの周期は29.5日。
ということは14.8日めあたりが満月、ということになり、旧暦で8月15日である十五夜が満月、とは限りません。
大体毎年1~2日ずれており、十五夜の翌日か翌々日が満月・・・という事が多いようです。
ちなみに2020年10月の満月は、
10月2日(金)
十五夜の翌日です。
ですので、十五夜の2020年10月1日は肉眼で見るには十分な綺麗な満月が見ることができます^^。
また、近場で十五夜が満月だったのは2013年。
次回はなんと・・・2021年9月21日です。
また十五夜がある9月、10月は秋の長雨や台風シーズンと重なって残念ながら晴天率はあまり高くないようです。
「中秋の名月、十年に九年は見えず」
と江戸時代には言われていたほど。
せっかくの行事ですから晴れて欲しいですが・・・2020年はどうなることでしょう??
月の満ち欠けについては、こちらのサイト ⇒ 『月齢カレンダー』をどうぞ。
さて、次項からは十五夜の由来についてみていきましょう。
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十五夜の由来は?
旧暦では季節は3ヶ月ごとに分けられていました。
- 春 → 1~3月
- 夏 → 4~6月
- 秋 → 7~9月
- 冬 → 10~12月
そして旧暦は月の満ち欠けによって数えられていましたので、月の真ん中の15日の夜が満月か満月に近い月であったことから、旧暦で8月15日のことを“中秋の名月”と言うようになりました。
では何故、中秋の名月を鑑賞するかというと、この風習は、古くは中国、唐の時代からあり、これが日本に入ってきて、平安時代、貴族の間では「観月の宴」(月見をしながら短歌を楽しむ・・という優雅な宴です^^)として楽しまれていました。
そして徐々に武士や町民へと庶民の間に広まって行ったようです。
これが現在の「お月見スタイル」 へと繋がっています。
また“十五夜” は中秋の名月を鑑賞する他、これから始まる収穫を前にして、収穫を感謝する初穂祭 としての意味あいがありました。
欠けたところの無い満月は、豊穣の象徴 でもあったようです。
そのため十五夜の満月の夜は 「名月を鑑賞し、また豊作を祈るお祭り」 として変化していったのでしょう。
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お供え物の意味は?
お供え物は皆さん“お団子”と”ススキ”のイメージだと思います。その他には秋のお野菜や果物(さつまいも)、秋の野の花などではないでしょうか?
そのお供え物にもちゃんと意味があります!
お団子
上記の収穫のお祭りの際に、満月に似せた丸いお団子をお米の粉で作って、お供えしたのが始まりといわれています。
収穫への感謝と豊作を満月に祈願し、その満月に似せたお団子を食べることが“健康と幸せ”を得ることができると考えられていたのです。
ススキ
ススキは、稲穂に似ていることから、お米の豊作を願い、月の神様を招く依り代(よりしろ)として供えられました。
本当は月の神様の依り代は稲穂なのですが、お月見の時期には稲穂はまだ収穫されて無いため、稲穂に似たススキを供えるようになったといわれています。
また、古くからススキには魔除けの霊力があると信じられています。
お月見に供えたススキを軒先に吊るすと、一年間病気をしないという風習が残っているところもあるそうです。
十五夜には5本のススキ、十三夜には3本のススキをお供えするところもあるようですが、”絶対”ではないようです。
※依り代(よりしろ)・・・神霊が寄りつくもの。憑依物としての樹木・岩石・動物・御幣、という意味。
ちなみにこのススキ・・私は昨年子どもと散歩がてら近所を探し回ったのですが結局ススキを見つけることが出来ませんでした・・泣 小さな頃は川沿いにたくさんあったような気がしたのですが・・
その他
その他には収穫に感謝してその時期に採れた野菜や果物をお供えします。
例えば芋類(サトイモやさつまいも)などですね。
ぶどうなどのツルものも、お月様との繋がりが強くなると言われています。
月が関係している重力と引力・・・については、こちらの記事をどうぞ!
「重力と引力ってどう違う?これを読めば小学生でも理解できる!」
まとめ
いかがでしたでしょうか?- 2020年の十五夜は10月1日(木)
- 満月は翌日の2020年10月2日(金)
十五夜は木曜なので、平日ですが、次の日は金曜で満月なので、この日にお団子を作って十五夜を楽しんでも良さそうですね。
お子さんと一緒に白玉を作ったり、近くの川にススキを取りに行ったりしてみてはどうでしょうか??
そしてベランダやお庭に出て昔ながらのこの風習を子どもと一緒に楽しんで下さい^^
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