六曜の順番と意味!誰でもわかる覚え方とその歴史・起源について
カレンダーに書かれている大安や先勝などのことを六曜と言います。
あまり普段意識して生活していないと思うのですが、何かある時(引越しや開業、七五三・・・)は調べたりする人も多いのではないでしょうか?
私自身は六曜に関して、大安は良くて仏滅は良くない、ぐらいの知識しかありません。
全部で何種類あって、大安の次にいい日は何なのか、仏滅以外にも良くない日はあるのか?など、全くわかりません。
でも日本人として、そしてもう四十路という年齢からして、それぐらいは知っておいた方がいいよね・・・ってことで、調べてみることにしました。
六曜の順番や意味、起源などについて詳しく書いていきますのでご覧下さい^^
スポンサーリンク
六曜とは?
六曜とは、wikipediaを見てみると以下のように書かれています。六曜(ろくよう・りくよう)は、暦注の一つで、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種の曜がある。
引用元:wikipedia
この中に記載のある、暦注(れきちゅう)とは、暦に記載される日時や方位などの吉凶、その日の運勢などの事項のことで、六曜もその中の一つ、ということになります。
それでは次に、六曜の歴史と起源についてみていきましょう。
六曜の歴史と起源について
六曜は中国で生まれたとされ、軍師の諸葛亮が六曜を用いて軍略を立てていたのが始まり・・・とされていますが、この説は後世のこじつけとも言われていて、真偽のほどは定かではありません。
元々は、1箇月を5等分して6日を一定の周期とし、曜日の代わりに使われていました。
日本に伝わったのは、鎌倉時代末期から室町時代にかけてとされ、名称や順番、呼び方など少しずつ変化していき、今の形になったのは1800年の初めごろ(江戸時代)、と言われています。
しかし明治時代に入ると、政府が『吉凶付きの暦注は迷信である』として、これらを一切禁止しました。
でも需要の声が多く、第二次大戦後に復活、現在に至ります。
それでは次に、六曜の読み方と意味についてもみていきましょう。
スポンサーリンク
六曜の読み方と意味
六曜は以下の通り6種類あります。- 先勝
- 友引
- 先負
- 仏滅
- 大安
- 赤口
1.先勝
せんしょう、せんがち と読みます。「先手必勝、先んずれば即ち勝つ」 の意味があり、全てにおいて急ぐことが良いとされている日で、急なお願いごと、勝負に良いと言われています。
午前中は吉、午後二時より六時までは凶、とされています。
2.友引
ともびき と読みます。「凶事に友を引く」 の意味があるため、この日にお葬式や法事を行うと、亡くなった人が友人を引き寄せる・・・「他人の死を誘う」と言われているため、友引にはお葬式を避けることが望まれていました。
しかし本来六曜は中国から伝わった吉凶占いのため、仏教には関係ないため気にしなくてもいい、とも言われています。
また逆に慶事では「喜びを引き寄せる」という意味で、結婚式や引き出物を発送したりするのには良い日、とされています。
朝は吉、昼は凶、夕は大吉のため、ナイトウェディングなどには最適の日かもしれません^^
3.先負
せんぶ、せんぷ、せんまけ、 と読みます。「先んずれば即ち負ける」 の意味があり、全てにおいて平静であること、人前ででしゃばらぬこと、とされています。
この日の勝負事や急用は避けた方がよく、午前中は凶、午後からは吉と言われています。
先負についてはこちらの記事もご覧下さい。
→『先負のお宮参り午後ならOK?参拝するのに最適な時間帯はコレ』
4.仏滅
ぶつめつ と読みます。
六曜の中で最も凶の日とされ、「何事も遠慮する日、病めば長引く、物を失う、仏事はよろしい」 と言われています。
なので結婚披露宴などには不人気な日ですが、逆に料金の割引があったり、予約を取りやすい、などのメリットもあります。
また『物滅(物が一旦滅び、新たに物事が始まる)』として「大安」よりも物事を始めるには良い日、との解釈もあるようです。
仏滅についてはこちらの記事もご覧下さい。
→『仏滅の納車は良い?悪い!?知っておきたい点を大網羅』
5.大安
たいあん と読みます。
「大いに安し」 の意味で、六曜の中で最もいい日とされています。
すべてにおいて吉、成功しないことはない日、とされているため、結納や結婚式には人気の日となっています。
他にも、新車の納車日、財布の購入、マイホームの工事着工日や引渡日、開店開業をこの日にするという人も少なくありません。
財布の購入については、こちらにも詳しく書いています。
→『財布には縁起が大事!2019年の購入や使いはじめにいい日』
6.赤口
しゃっこう、しゃっく と読みます。「悪日、諸事支障あり、ただし法事、正午(午前11時ごろから午後1時ごろまで)だけは良い」 と言われているため、仏滅の次に縁起の悪い日、とされ、全てにおいて慎重に・・・とされています。
またこの日は「赤」という字が付くため、火の元や血の色を連想させる刃物には充分注意をする日、とも言われています。
では最後に、六曜の順番についてみていきましょう。
スポンサーリンク
六曜の順番が飛ぶのはなぜ?
六曜は、基本下記の順番通りとなっています。- 先勝
- 友引
- 先負
- 仏滅
- 大安
- 赤口
しかし、1つ決まりがあって、旧暦の各月の1日はこの日からスタートする・・・と予め決まっているのです。
旧暦の各月の1日の六曜は下記の通り。
- 1月1日、7月1日 ・・・ 先勝
- 2月1日、8月1日 ・・・ 友引
- 3月1日、9月1日 ・・・ 先負
- 4月1日、10月1日 ・・・ 仏滅
- 5月1日、11月1日 ・・・ 大安
- 6月1日、12月1日 ・・・ 赤口
こんな感じです↓
本当だったら、大安の次は赤口ですが、旧暦の2月1日のため友引となっていますね。
月ごとに始まる曜や順番が決まっているため、定義としては、旧暦で月と日の合計が6の倍数だと、『大安』ということになります。
上の画像で言うと、
- 旧暦の1月29日 → 1+29=30
- 旧暦の2月4日 → 2+4=6
旧暦と新暦が色んな場面で組み合わさっているため、色々とややこしくなっていますが、逆にそれがおもしろい・・・と言えるのかもしれません。
ちなみに・・・六曜の順番(先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口)の覚え方ですが、ネットで調べたらこんな文句↓がありました^^
勝ったつもりが友に負け、仏も驚く大赤字
引用元:nanapi「大安・仏滅…といった六曜を一発で覚える方法」
これめちゃ覚えやすいですよね!
ついでに私も考えてみました!こちらです↓
「勝ったら引いて負けたら滅ぶ、大きな赤ちゃん」
あんま語呂もリズムも良くないですが・・・^^;
参考になったら嬉しいです!
2019年の六曜がいつなのか・・・はこちらに記載しています↓↓↓
『九星カレンダー2019(平成31年・令和元年)!無料ダウンロード&印刷OK!』
まとめ
いかがでしたでしょうか?- 六曜の起源は中国
- 六曜は明治時代に禁止された
- 六曜の順番は決まっている
- 旧暦の1日からスタートするため、新暦では順番が飛ぶことがある
結婚式を挙げる若い夫婦は気にしなくても、呼ばれる親戚のおじいさん、おばあさん達は気にしていたり、世代間で大きく認識の差があるのが、六曜だと思います。
そして、気にならないようで気になるもの・・・とも言えるかもしれません。
あまり囚われすぎも良くないですが、いいタイミングやキッカケに・・・と思うのは悪くないもの。
何事もポジティブに捉える方が人生においては得、だと思うので、いい方に六曜を活用できたらな~と思います^^
スポンサーリンク
この記事へのコメントはありません。