「がめ煮」と「筑前煮」の違い!何がどう違うのか詳しく解説
“筑前煮” って食べたことありますか??
にんじんやゴボウ、レンコンなど様々な野菜と鶏肉の煮物で、家庭料理はもちろん居酒屋の小鉢やお正月のおせち、お祝い事など様々な機会で出てくる料理です。
ちなみにこの”筑前煮”
私の地元福岡では“がめ煮”として親しまれています。
がめ煮って聞いたことありますか?
私はこの”筑前煮”と”がめ煮”、ただ呼び名が違うだけで、中身は同じ料理だと思っていたのですが、微妙に違う 、という噂を耳にしたので今回はその真相(←大げさ)について調べてみましたー!
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「がめ煮」と「筑前煮」の違い
がめ煮と筑前煮の違いについて、下記項目ごとにみていきましょう!- がめ煮とは?
- 筑前煮とは?
- がめ煮の名前の由来
- 作り方
がめ煮とは?
がめ煮(がめに)は、九州北部地方(主に福岡県旧筑前国、福岡県全域や佐賀県を含むこともある)の代表的な郷土料理。炒り鶏・筑前煮とも言われる。
引用元:wikipedia
wikipediaには以上のように書かれていました。
これを見ると、がめ煮と筑前煮は同じもの・・と言えますね!
では次に「筑前煮」についてチェックしていきましょう!
2.筑前煮とは?
wikipediaで”筑前煮”を検索したら”がめ煮”が出てきました。
wikipediaでは同じもの、として扱われているようです。
そしてレシピサイトcookpadでも、”筑前煮”と”がめ煮”を検索したら同じ料理として扱われているようで、中身も作り方もほぼ同じでした。
ん??一緒??同じもの??
ちなみに私が聞いた噂は「最初に油で炒めるか炒めないか」 でした。
“がめ煮”は炒めない、”筑前煮”は炒める、という違いがある、と。
この違いが果たして合っているのか、色々調べてみましたが何も出てきませんでした。
農林水産省選定の郷土料理百選の中でも、”筑前煮”と”がめ煮”は同じものとして扱われていますしレシピも同じです。
逆に「油で最初に具材を炒めるのが筑前煮(がめ煮)の特徴で他の煮物とは違う点である」といった事を書いてあるサイトもありました。
ちなみに”筑前”とは旧国名で、現在では福岡県北部・西部にあたります。
では次に「がめ煮」の名前の由来をチェックしていきましょう!
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3.がめ煮の名前の由来
「寄せ集める」を博多弁で「がめくり込む」と言うのが名前の由来と言われています。また、文禄の役の時に、朝鮮に出兵した兵士がスッポン(当時「どぶがめ」と呼ばれていた)と、あり合せの材料を煮込んで食べたのが始まりとも言われています。
現在では、スッポンではなく鶏肉を使うのが一般的です。
なお福岡県の郷土料理として、水炊きとともに農林水産省選定の郷土料理百選に選ばれていて、2006年には鶏肉の消費量は福岡市が全国1位 となりました。これは、水炊きやがめ煮に使うことが影響していると考えられています。
4.作り方
簡単ですが作り方は、以下の通りです。作り方
(材料)鶏肉、里芋、椎茸、こんにゃく、ゴボウ、蓮根、人参、竹の子など。
- 最初に具材を全て炒める
- 次に調味料を入れ炒める
- だし汁を入れ野菜が柔らかくなるまで煮る
材料や調味料の違いなどがあれど、大体この作り方だと思います。我が家もここんな感じです。
実際に作っている動画があったので、貼っておきますね↓
野菜を炒めて煮るだけなので簡単そうですが、ゴボウはアクを抜いておき、竹の子は茹でてから入れたり、干し椎茸を使ったり、と手間と時間がかかる料理だと思います。
博多の郷土料理の「雑煮」については、こちらの記事をご覧ください^^
→『福岡のお雑煮の特徴!そのうまさと魅力についてとことん調べてみた』
まとめ
いかがでしたでしょうか?私個人の意見としては“筑前煮”と”がめ煮”は同じ物で作り方も同じ(油で具材を最初に炒める)なんじゃないかな~と思いました。
昔は油がなかったのかな?と思いましたが。安土桃山時代にはもう既に天麩羅があったようですし、江戸時代には菜種油も出回り始めたようなので、油がなかった、というわけではないようです。
ただ希少なものではあったようなので、そんなに一般的ではなかったと思います。
たぶん最初はスッポンと野菜を煮るだけの料理だったのが、そのスッポンが鶏肉に変わり、鶏肉から出る油で野菜を炒めたりするうちに、今の作り方になったのでは?というのが私の意見です^^
もちろん各家庭によって違いがあって、「我が家では油で炒めない!」というご家庭もあると思います。
美味しければどっぢてもいいじゃん!と突っ込みが入りそうですが・・・^^;
皆さんは”筑前煮”ってどうやって作ってますか??
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