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百人一首のルールを簡単に解説!難しくないから誰でも楽しめるよ



漫画『ちはやふる』では、競技かるたの「百人一首」が題材となっています。

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私もこの漫画読んだことあるのですが、とにかくおもしろい!



「ちはやふる」の意味についてはこちらに詳しく書いています↓
『百人一首「ちはやふる」の意味を知る!映画にもなった和歌の世界を味わう』



うちの夫も好きで、二人で夜な夜なレンタル本を借りてきて読んでました^^;


この「ちはやふる」ですが、読んでいて思ったのは、


百人一首ってどんなふうにして遊ぶもの?
ルールって難しい?
専門用語の意味をもっと知りたい!



です。


百人一首について勉強し、知識を深めた方がもっとこの漫画を楽しめると思ったので、今回調べてみることにしました^^


百人一首のルールについて簡単にわかりやすいように解説していきますので、興味がある方はどうぞご覧下さい。



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百人一首のルールを簡単に解説!



競技かるたの基本ルールは、次のとおりです。


基本ルール
読み手が読み上げる歌の上の句を聞いて、出来るだけ早く下の句の書かれた札を取りに行く競技。百人一首の歌をすべて覚えることが必要。


うん、簡単ですね!


私たちが子どもとやる、“お話かるた”などとルールは変わりません。


でも、漫画を読んでいると色々と細かいルールがあることがわかります。


それでは、細かいルールや試合の流れについて、下記項目ごとにチェックしていきましょう。

  1. 競技かるたの試合の流れ(1対1の個人戦)
  2. 注意すること
  3. 用語の説明
それでは1つずつみていきますね。


1.競技かるたの試合の流れ(1対1の個人戦)



  1. 100枚の札を裏向けで混ぜる
  2. 各自25枚ずつ取る(持ち札)
  3. ※残りの50枚は使用しない(空札)
  4. 各自持ち札を3段に分けて、自分の方に向けて自由に並べる
  5. (自分の範囲を自陣といい、相手の範囲を敵陣という)
  6. 15分間で、札の位置を記憶する
  7. 読み手が、百人一首の歌(上の句)を読む
  8. 読まれた歌の札に先に触れた方が、その札を獲得する(2人同時の場合は、自陣にある側が獲得する)
  9. 自陣の札を取ったら1枚減り、敵陣の札を取ったら相手に1枚送って自陣の札を1枚減らす(送り札)
  10. 読まれていない歌の札に触れた場合は、お手付となる
  11. (お手付をすると、敵陣から任意の札 1 枚が送られる)
  12. 先に自陣の札がなくなった方が勝ち

漫画で見ていた時は「ややこしそうだな~」と思っていましたが、そうではないですね。


競技かるたに縁もゆかりもなかった私でも出来そうかも・・・と思えました^^


もちろんもっと細かなテクニックや注意事項もあるでしょうから、勝負となるとまた違うと思いますが、家族で楽しむことは出来そうです。


基本的なルールについて、わかりやすく説明されている動画があったので貼っておきます↓




札の並べ方や競技かるたの試合の流れなど、競技かるたの雰囲気が、おわかり頂けると思います。


実際に生で見てみたいですが、見たら私もしたい!となるんだろうな~と思ったり^^


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2.注意すること

ルールはわかりましたが、他にも色々注意することがあります。

  • 審判はいないため、どちらが早く取ったかは、お互いで確認して決める
  • 両手で札に触れてはいけない
  • 歌を読み始めるまで、手を動かしてはならない
  • 相手に申し伝えた上であれば、自陣の札の位置を変更してもよい
  • お互いが同時に札を取ったと認めた場合、自陣にその札があった方の「取り」となる

審判いないんですね!確かに漫画の中にもそういった描写がありました。


「私の方が早かったよ」


みたいな。


押しが弱い子だと迫力に負けてしまいそう・・・とも思ったのですが、そんなんじゃ勝負は勝てないし当然ですね^^;




3.用語の説明

競技かるたには様々な用語があります。


それについて1つずつ説明していきますね。


運命戦
自陣・敵陣ともに、最後の札が1枚になった試合のことを言います。
一般的に、この状態では敵陣の札を取るのは難しいので、自陣の札を確実に取る方が良いとされています。
お互い自陣の札を狙っていると、「勝敗はどちらの札が先に読まれるか」という運命にゆだねられた状態なのでこう呼ばれます。


決まり字
上の句を聴いて、下の句が確実に取れる文字のこと。この決まり字を覚えておけば、早く下の句の札を見つけることが出来ます。

各決まり字の一覧です↓
  • 一字決まり(7句)
  • ニ字決まり(42句)
  • 三字決まり(37句)
  • 四字決まり(6句)
  • 五字決まり(2句)
  • 六字決まり(6句)


大山札(おおやまふだ)
「わたのはら」・「きみがため」・「あさぼらけ」など、6文字目まで聴かないと確定できない、決まり字の長い札のこと。


送り札(おくりふだ)
敵陣の札を取ったり、相手が「おてつき」をした際に相手に渡す札のことを言います。
「どの札を送るか?」「送った札が、どこに置かれるか?」など、この送り札が勝敗を決めるポイントにもなりえます。



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お手つき
下記の場合のように、詠まれた札が場にないのに札に触ってしまうことです。
  • 詠まれた札が相手陣にあるのに、自陣に触れた場合
  • 詠まれた札が自陣にあるのに、相手陣に触れた場合
  • 詠まれた札が自陣、相手陣どちらにもないのに、どちらかの陣に触れた場合
お手付きをした場合、ペナルティとして相手陣から1枚札を送られます(送り札)


囲い手(かこいて)
札を囲って、決まり字を聴いてから札を取る技のことです。
主に決まり字の長い札(大山札)の時に使われます。
決まり字が読まれるまで時間がかかるので、可能性がある札は囲い手をして相手が取れないようにします。





序歌(じょか)
試合開始時に一番最初に詠まれる空札のことを言います。
この歌は100枚の中に無い歌で、全日本かるた協会の指定序歌は、


「難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今を春べと 咲くやこの花」 by王仁博士(わにはかせ)


意味は「難波津に咲く梅の花よ 冬の間は目を出さなかったが、今は春だと梅の花か知らせる」です。


この歌は、昭和29(1954)年頃、文学博士・佐佐木信綱 (1872~1963)が、当時の日本かるた協会の依頼によって選択したものです。


選んだ理由として、

  • 小倉百人一首の第1首目の天智天皇以前の歌であるということ(時代的バランス)
  • 古代より和歌の手本となっていること
  • 「花の咲き誇るような盛んな文化国家に日本がなるように」という願いがあった
この3つが挙げられています。

この序歌が読み上げられている動画を見つけましたので、貼っておきます^^



序歌については、こちらにも詳しく書いています^^↓
『百人一首の序歌の意味とは?歴史や背景を知ると奥深かった!』




正式な競技かるたには、社団法人全日本かるた協会公認競技用かるた(大石天狗堂製)が使用されます。その競技用かるたはありませんでしたが、その大石天狗堂製の家庭でやるのにちょうど良さそうなかるたがありましたので、貼っておきますね↓↓↓
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取り札に「決まり字」が薄く大きく印字されています。


初心者にぴったりではないでしょうか?^^



百人一首の恋の歌についてはこちらにまとめています↓
『百人一首の恋の歌の意味まとめ!切ない歌から両想いのものまで大紹介』



まとめ

いかがでしたでしょうか?


百人一首のルールについて簡単に解説しました。


  • ルールは意外に簡単
  • 注意事項やテクニックがたくさんある
  • 歴史も知ると大変興味深い

ということがわかりました。


名探偵コナンの映画『から紅の恋歌』で、百人一首が題材となったこともあり、息子も百人一首に興味津々。


これだと家族全員で遊べるので、買ってみようかな~と思っています。


みなさんも是非どうですか?

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管理人:よしこ
福岡県出身福岡県在住
子供二人を子育て中の40代(専業主婦)

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