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五節句っていつ?意味や由来について簡単に書いています!


節句と聞いて思い浮かべるのは、桃の節句ですか?


それとも端午の節句でしょうか?


私はこの2つしか思い浮かばなかったのですが、実は節句は全部で五つあり、それを『五節句』と言うそうです。


恥ずかしながらアラフォーのこの私、全然知りませんでした~^^;



なので今回は、五節句の意味について、由来やどんな日なのか1つずつ詳しく紹介していきます!

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五節句の意味と由来

まずは、節句の意味と由来から見ていきます。

日本の暦の一つであり(「暦」も参照)、伝統的な年中行事を行う季節の節目(ふしめ)となる日。日本の文化・風習。節供(せっく)、古くは節日(せちにち)とも。

引用元:wikipedia




この節句は、中国から奈良時代に日本に伝わったと言われています


そこから、日本の宮廷では『節会』と呼ばれる宴会が開かれるようになり、日本に根付いていきます。


元々、一年間にわたり様々な節句が存在していましたが、そのうちの5つを江戸時代に幕府が「公的な行事・祝日」として定めました。


それが“五節句”です。


また、節句に飾られる人形(雛人形、五月人形など)は、節句人形と言われています。



五節句っていつ?

五節句とは以下の5種類のことです。

  1. 人日(じんじつ)の節句
  2. 上巳(じょうし)の節句
  3. 端午(たんご)の節句
  4. 七夕(しちせき)の節句
  5. 重陽(ちゅうよう)の節句
それでは1つずつ、みていきましょう!


ちなみに見出しは「漢名」 で書いています。


※漢名=動植物などの、中国での名称のこと。

1.人日(じんじつ)の節句



人日(じんじつ)の節句は、


1月7日です。


和名を七草の節句と言います。


古来の中国では、

  • 正月の1日を鶏の日
  • 2日を狗(犬)の日
  • 3日を猪(豚)の日
  • 4日を羊の日
  • 5日を牛の日
  • 6日を馬の日
とし、それぞれの日にはその動物を殺さないようにしていました。


そして、7日目を人の日(人日)とし、犯罪者に対する刑罰は行わないことにしていたことから1月7日は「人日の日」と言われています。


日本では、この日に七草粥を食べますね^^


この七草粥を食べるという習慣は、七種類の食材で作った粥を食べて健康を願う風習と、正月に若菜を摘む風習とが、中国から伝わった「人日(じんじつ)」の風習と混じり合って、人々の間に根づいたものです。


春の七草
  1. せり(神経痛、痛風、リウマチに効く)
  2. なずな(煎じて肝蔵や目の薬として用いることがある)
  3. ごぎょう(平安時代の草餅は、この御行の若菜を使って作られていた)
  4. はこべら(煎じてできものや痔の薬として用いることもある)
  5. ほとけのざ
  6. すずな(蕪のこと、萌え出たばかりの若菜を使う)
  7. すずしろ(大根のこと、萌え出たばかりの若菜を使う)
七草粥は昔は、冬に不足しがちなビタミンCを補う貴重な料理でしたが、今はお正月のご馳走で疲れた胃に優しい料理とされています。


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2.上巳(じょうし)の節句



上巳(じょうし)の節句は、


3月3日です。


和名を桃の節句・雛祭 と言います。


「上巳」とは上旬の巳の日、という意味であり、元々は3月上旬の巳の日であったのですが、古来中国の三国時代より3月3日に行われるようになったと言われています。


元々中国では、上巳の日に、川で身を清め、不浄を祓った後に宴を催す習慣がありました。


これが平安時代に日本に伝わり、宮中の「人形遊び」と結びつき「ひな祭り」へと発展したといわれています。


また、現在のように、豪華な雛人形飾りをするようになったのは、江戸時代に入ってからのことです。


江戸時代の初期に、京都の御所で盛大な「ひなまつり」が催されてから、それが江戸の武家社会に広まり、庶民の間にも定着していったとされています。


桃の節句には、ひな人形を飾り、白酒・菱餅・あられ・桃の花等を供えて楽しみます。


ひな祭りの献立は、

  • ちらし寿司
  • 蛤のお吸い物(蛤は女の子の美徳と貞節を意味する)
などですね。


我が家ではこれに、フルーツポンチをデザートにしたり、ちらし寿司はてまり寿司にしたりしています^^




3.端午(たんご)の節句



端午(たんご)の節句は、


5月5日です。


和名を菖蒲の節句 と言います。



旧暦では午(うま)の月は5月にあたります。


この月の最初の午(うま)の日を節句として祝っていたのち、5が重なるこの月の5日が端午の節句の日になったといわれています。


また「端」は物のはし、つまり「始り」という意味で、元々「端午」は月の始めの午の日のことだったそうです。


古代中国では、この日を薬採りの日としていて、薬草(菖蒲など)を摘んで野遊びをしていたそうで、そのことから厄病を祓う節句で「菖蒲の節句」 とも呼ばれています。


それでは、端午の節句に欠かせない、「こいのぼり」「柏餅」について少しだけ・・・


こいのぼり
男の子の節句にこいのぼりを立てるようになったのは、江戸時代の中ごろと言われています。

中国には、鯉だけが滝を登りきり竜になる・・・という故事があり、鯉は立身出世のシンボルとされたのです。

この鯉が滝を登る様を現したのが、こいのぼりであり、また、男子誕生を広く知らせるために屋外に飾るようになりました。


柏餅
柏餅を食べるようになったのは、江戸時代からです。

柏の葉は新芽が出ないと古い葉が落ちないため、「家系が途絶えない」という縁起担ぎからきています。


柏餅にはこんな深い意味があったんですね!


これからは毎年食べるようにしたいと思います^^




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4.七夕(しちせき)の節句



七夕(しちせき)の節句は、


7月7日です。


和名を七夕(たなばた)の節句 と言います。


七夕は日本だけでなく、中国、台湾、韓国、ベトナムなどでもお祝いをされています。


中国に古くから伝わる彦星と織姫の星の話と、日本古来の農耕儀礼や祖霊信仰が結びついて出来たと言われています。


七夕の過ごし方
  1. 6日の夜に、短冊をつけた笹竹を軒下に飾る
  2. 星を眺める
  3. そうめんを食べる
  4. 7日の朝に川に流す
※最近は環境保護のため、海や川に流すのではなく、地域の規則に従って下さい。お焚き上げをしてくれる神社もあります。


5.重陽(ちょうよう)の節句



重陽(ちょうよう)の節句は、


9月9日です。


和名を菊の節句 と言います。


陽数の極である9が重なる日であることから大変めでたい日とされ、「重陽」と呼ばれています。


中国ではむかし、薬効や邪気を祓う効果があるとされる菊の香りを移した菊酒を飲んで、邪気を払い長命を願うという風習がありました。


日本には平安時代に伝わり、宮中では観菊の宴が催されました。


今でも、太宰府天満宮の秋思祭(しゅうしさい)など、各地で菊を愛でる祭りや行事が催されています。


過ごし方
  1. 菊の花を生ける
  2. 菊酒をいただく
  3. 栗ご飯を食べる(栗の節句、とも言われているため)
などなど・・・


菊の花を生ける・・・素敵ですね!我が家も今度からスーパーで菊の花を買ってきて生けたいです^^




その他の日本の行事については、こちらの記事をご覧下さい^^
『十五夜2019年はこの日!意味や由来も知っておこう!』


まとめ

いかがでしたでしょうか?


  • 節句は中国から奈良時代に日本に伝わった
  • 五節句は江戸時代に幕府が決めた
ということがわかりました。


皆さんは、この五つの節句、全部知っていましたか?


私は七夕も節句だったなんて知らなかったし、お正月の七草粥を食べるあの日も節句だったなんて全然知りませんでした~^^;


意味も“季節の節目となる日”ということだったんですね。


ただひな祭りしたり、こどもの日に柏餅食べたりするだけじゃなかったんだな~と反省です。笑


またせっかく日本に生まれたのでこういう行事を大事にしていきたいなぁ~と改めて思いました。


そして楽しむ心の余裕を持ちたいと思います^^;

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管理人:よしこ
福岡県出身福岡県在住
子供二人を子育て中の40代(専業主婦)

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