重力と引力ってどう違う?これを読めば小学生でも理解できる!
何気なく使っている重力と引力
みなさんはこの違いを説明できるでしょうか?
私は小学生の時から理科が苦手で、商業科がある高校に進んだので、科学や物理といったものからは遠ざかって10代を過ごしました。
就職先もまったく無関係の世界へ。
なので重力と引力と言われて真っ先に思い浮かんだのは”リンゴ”と”ニュートン”という単語ぐらい・・・恥
遊園地に行ってジェットコースターに乗れば「Gがすごかったね!」という会話はしますが(笑)、詳しくなんて説明出来るはずがありません。
でも最近息子も小学校高学年になり、理科や社会の授業にも興味津々の上、段々質問内容も高度なものに・・・^^;
なので今回は重力と引力の違いや意味について簡単に小学生でもわかるようにまとめてみました。
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重力と引力ってどう違う?
重力と引力の違いについて、下記項目ごとに解説していきますね。- 引力とは?
- 重力とは?
- 万有引力の法則とは?
1.引力とは?
二つの物体が互いに引き合い、くっつこうとする力 のことを言います。
英語では、
- attraction(物体間の引く力)
- attractive force(引く力)
- universal gravitation(宇宙引力)
- terrestrial gravitation(地球引力)
- gravitation
磁石のS極とN極が引き合う磁力も引力の一つであり、電気に関連する引力や原子核に関連する引力もあります。
また、地球の海の干潮や満潮などの潮のみちひきは、月の引力によるもので、このような潮のみちひきをおこす力を潮汐力(ちょうせきりょく)とよびます。
逆に、物体が退け合い、離れようとする力を斥力(せきりょく)といいます。
では次に、重力をみていきましょう。
2.重力とは?
wikipediaを見ると、
地球上で物体が地面に近寄っていく現象や、それを引き起こすとされる「力」を呼ぶための呼称[1]。人々が日々、物を持った時に感じているいわゆる「重さ」を作り出す原因のこと。
引用元:wikipedia
と書かれています。
わかりやすく式にすると、
重力 = 地球が物を引っ張る力(引力) + 外に向って引っ張られる力(遠心力)
で、2つの力を合わせたものを「重力」と言います。
人が物を持ったときに重さを感じるのはこの力のせいであり、英語では、
Gravity(グラビティ)
と言い、この頭文字をとってG(ジー)とも呼ばれています。
外に引っ張られる力(遠心力)は、地球が自転をしているために生まれます。
ちなみに引力は、地球の中心からの距離の2乗に反比例するので、中心から一番遠い赤道は一番引力が小さく、近い北極や南極は引力が一番大きい、ということになります。※地球が球体ではなくだ円体であるため
つまり重力は、
赤道で一番小さく、両極に向かうほど大きくなります。(赤道と両極で体重を計ると値は違います!)
一方、地球上では自転の速さは一定なので、遠心力は自転軸からの距離に比例します。
よって遠心力は、
赤道で一番大きく、両極では0(ゼロ)
になります。
この「引力」と「重力」、2つの力(引き寄せる作用)に対する考え方のことを、あの有名な「万有引力の法則」 と言うのです。
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万有引力の法則とは?
「地上において質点(物体)が地球に引き寄せられるだけではなく、この宇宙においてはどこでも全ての質点(物体)は互いに gravitation(=引き寄せる作用、引力、重力)を及ぼしあっている」とする考え方、概念、法則のことである。
引用元:wikipedia
ニュートンはリンゴが木から落ちるのを見て、万有引力の法則を思いついたと言われていますが、この有名なリンゴの逸話については後世の作り話とも言われており、真偽の程は確かになっていません。
色んな説や噂がありますよね・・・昔のことですから、何が真実なのかわかりませんが・・・
さまざまな違い
まとめ
いかがでしたでしょうか?- 引力は、二つの物体が互いに引き合う力
- 引力+遠心力=重力
- 引力と重力に対する考え方のを「万有引力の法則」と言う
ということがわかりました。
違いや意味がわかると何となく物理が少し身近に・・・いやなってないかな??笑
物理を専門にしている人からすればなんだこんなこと、と思うかもしれませんね。
重力と引力だけでなく、普段私たちが生活している中で、改めて考えるとこれって不思議・・・ということは、たくさんあります。
その中には未だに解明されてないナゾもあるでしょう。
これから先、どれぐらいのナゾが解明されるかわかりませんが、日々の新しい研究や発見をわくわくしながら待ちたいと思います^^
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