世界にもある干支!いろんな国の十二支と由来もご紹介
日本人に身近な干支。
お正月になると、その年の干支の置物が縁起物として売っていたり、年賀状には干支にまつわるイラストが描かれていたり・・・と、新年の節目なんかに意識したりするものですよね。
そんな干支ですが、その昔中国から伝わってきたもので、もちろん中国にもあります。
でも、中国だけじゃなく世界中にあるって知ってましたか?
そこで今回は、世界にもある干支(十二支)について、ご紹介していきます。
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世界にもある干支!日本だけじゃないいろいろな十二支をご紹介
世界にもある干支、国別に紹介していきますね。日本の十二支
子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥中国の干支
鼠、牛、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、狗、猪(豚)中国で亥は豚?
日本と中国の十二支は同じですが、最後の猪は、中国では豚のことです。中国では、豚を猪、イノシシを野豚と表します。なので、言葉は日本と同じですが、表している動物は違う、ということになります。
また、中国では60年に一度の丁亥(ひのとい)の年のことを”金の豚年”と言い、「金の豚年に生まれると財運に恵まれて一生お金に困らない子供が生まれる」と言われています。
なのでこの年は(前回は2007年)、出生率がupするそうです。
また、中国では60年に一度の丁亥(ひのとい)の年のことを”金の豚年”と言い、「金の豚年に生まれると財運に恵まれて一生お金に困らない子供が生まれる」と言われています。
なのでこの年は(前回は2007年)、出生率がupするそうです。
2019の干支「豚」をモチーフにした中国の年賀カードです。裏面には2019年のカレンダーが印刷されています↓
韓国の十二支
鼠、牛、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、狗、猪(豚)韓国も中国と同じ
韓国も中国と同じで、最後の猪は、豚を表しています。
ベトナムの十二支
鼠、水牛、虎、猫、龍、蛇、馬、山羊、猿、鶏、犬、豚なぜ猫が?
「卯」が猫になったのには諸説ありますが、「卯」の中国語の発音mão(マオ)がベトナム語のmèo(メオ、猫)に近いこと、ベトナムで兎は馴染みの動物ではなく、米を食べる鼠を追い払ってくれる猫がより身近な存在であったこと、などの理由から猫に置き換えられたのでは、と言われています。
チベットの十二支
鼠、牛、虎、猫、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、豚ブルガリアの十二支
鼠、牛、猫、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪インドの十二支
鼠、牛、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、ガルーダ、犬、猪ガルーダとは?
インド神話に登場する炎の様に光り輝き熱を発する神鳥のこと。鷲の姿で描かれたり、人間に翼が生えた姿で描かれたりもするが、基本的には人間の胴体と鷲の頭部、嘴(くちばし)、赤い翼、爪、全身は黄金色に輝く巨大な鳥として描かれる。
インドネシアのフラッグキャリア(国を代表する航空会社のこと)であるガルーダ・インドネシア航空はこのガルーダに由来しており、ロゴに巨大な鳥を形どっている。
ベラルーシの十二支
鼠、牛、虎、猫、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、豚ロシアの十二支
鼠、牛、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪世界の干支を見てみましたが、猫が入っていたり、牛が水牛になっていたり・・・と多少の違いがありました。
しかし、そもそもなぜ世界にも干支があるのでしょう?
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なぜ世界に干支があるの?
これは干支を使い始めた中国が、シルクロード を通じて、多くの国と交易していたことが大きな理由です。
また、チンギス・ハンが1206年に創設した遊牧国家「モンゴル帝国」 の影響が大きかったとも言われています。
モンゴル帝国は、西は東ヨーロッパ、アナトリア(現在のトルコ)、シリア、南はアフガニスタン、チベット、ミャンマー、東は中国、朝鮮半島まで、ユーラシア大陸を横断する帝国でした。
最盛期の領土面積は約3300万km²で、地球上の陸地の約25%を統治し、当時の人口は1億人を超えていたそうです。
そんな強大な国の影響がないはずないですよね。
干支は、中国から世界に伝わり、そしてそこの国に馴染み深い動物に置き換わっていった、というわけです。
しかし、そもそもこの十二支の干支はどうやってチョイスされたのでしょうか?
次項ではこのナゾについて書いていきます。
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干支にまつわる話
干支にまつわる話には、以下のようなものがあります。干支にまつわる話
昔、神様 が動物たちにある競争を持ちかけました。
「元旦の朝、自分のところに来たものたち、先着12番目までをそれぞれ一年ずつ大将にしてやろう!」
そこで牛は自分の足が遅いことを知っていたので、前日に出発することにしました。
それを見ていたネズミはこそっと牛の背中に・・・
そして誰より早く着いた牛がゴールする直前、ネズミはパッと飛び降り一目散に神様のもとへ。
次に現れたのは龍と虎。
デットヒートを繰り広げている両者の間にウサギが登場し、龍の邪魔をし、そのすぎに虎、ウサギとゴールします。
龍は次に来ていた蛇に「そんなヒョロヒョロとした姿はみっともない」と威嚇し、龍、蛇の順にゴール。
そして少し遅れてやってきた馬の到着です。
猿と羊は同時にゴールしたのですが、審判員の審議が入り、どういった理由かわかりませんが、羊、猿の順になりました。
その次の鶏と犬も同時に到着。
鶏は審判員に「私は365日毎朝早く人々のために大声を出す、という勤めを果たしています。しかし犬は主人の留守を子ながら守っているだけ、そんな犬がどうして私より先になれるというのでしょう?」と涙ながらに訴え、鶏、犬の順となります。
そして最後は猪の到着で、12種類の動物と順番が決まりました。
「元旦の朝、自分のところに来たものたち、先着12番目までをそれぞれ一年ずつ大将にしてやろう!」
そこで牛は自分の足が遅いことを知っていたので、前日に出発することにしました。
それを見ていたネズミはこそっと牛の背中に・・・
そして誰より早く着いた牛がゴールする直前、ネズミはパッと飛び降り一目散に神様のもとへ。
次に現れたのは龍と虎。
デットヒートを繰り広げている両者の間にウサギが登場し、龍の邪魔をし、そのすぎに虎、ウサギとゴールします。
龍は次に来ていた蛇に「そんなヒョロヒョロとした姿はみっともない」と威嚇し、龍、蛇の順にゴール。
そして少し遅れてやってきた馬の到着です。
猿と羊は同時にゴールしたのですが、審判員の審議が入り、どういった理由かわかりませんが、羊、猿の順になりました。
その次の鶏と犬も同時に到着。
鶏は審判員に「私は365日毎朝早く人々のために大声を出す、という勤めを果たしています。しかし犬は主人の留守を子ながら守っているだけ、そんな犬がどうして私より先になれるというのでしょう?」と涙ながらに訴え、鶏、犬の順となります。
そして最後は猪の到着で、12種類の動物と順番が決まりました。
この話には、おまけがあります。
本当は競争した動物の中に猫もいたのですが、ネズミが日ごろされている嫌がらせのお返しに、猫に間違った日にちを教えてしまったのです。
猫は間違った日にちとはしらず、一目散に走り意気揚々とゴールしますが、競争が行われたのは前日・・・
神様に「馬鹿者!競争は昨日じゃぞ!顔を洗って出直してこい!」と怒られてしまいます。
このことがきっかけで、猫はネズミを恨み、ネズミを見ると捕まえるようになった・・・と言われています。
また猫が手で顔を洗うような仕草も、この神様の言葉のせい・・・だそうです。
おもしろいですね^^
ネズミって昔からずる賢いイメージだったんですね~笑
トムとジェリーを思い出しました。
干支にまつわる記事
まとめ
いかがでしたでしょうか?おさらいで表にまとめてみました。
- ヨーロッパ圏にも干支がある
- 猫が入っているところもある
- 同じ漢字(猪)でも、表している動物は違うところもある
ということがわかりました。
例えば、卯年にベトナムに行くと、猫年なので、猫の縁起物(置物)が売っているかもしれません^^
猫好きの方だとしたら、卯年にベトナムに旅行に行くのも楽しいのかも~と思いました。
また日本では、干支占い、などがあり、相性や性格の特徴など占ったりしますよね。
巳年の女性はお金に困らない(男運は悪い)とか、酉年は良く喋る・・・とか。
海外にもそんな占いはあるんでしょうか?
もしあるとしたら私は巳年なので、海外ではどんなふうに捉えられているのかみてもらいたいです^^
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